みなさんごきげんよう、インターネット小町こと稲穂かおる子と申します。
物は試し、男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなりですわ。
これは、あたくしかおる子がまだぴちぴちの幼稚園生だったころ、園の帰り道のお話です。
同じ団地に住むお友達と、そのお母さま、あたくしかおる子とお母さまで団地裏の原っぱを歩いていたときのことですわ。
ふと地面に目をやると、そこには強烈な存在感のあやつが。そう、それはおそらく野良猫のうんぴ。
うんともすんとも言わず、かおる子のことをじっと見つめて来たのです。かおる子はどうにもうんぴに釘付けになってしまい、一歩も動けませんでした。もう頭はうんぴのことでいっぱいです。
今、かおる子がうんぴをふんだらどうなるんだろう・・・・やわらかいのかな・・・ふんでみたいな・・・あ、でも、今日のおくつはお気に入りのアリエルのおくつだ・・うんぴふんじゃったらくさくなっちゃうかな・・・どうしよう、ふんじゃおうかな・・でもアリエルくさくなるのは嫌だ・・ふきふきしたら取れるかな・・
さらに幼稚園生の頃のかおる子は一生懸命考えましたわ。
でも、おとなの人でうんぴをふんでる人なんて見たことないよ・・・ということは、みんな小さいときにふんでるってこと・・?そっか!うんぴをふむなら今しかないんだ!よし!
かおる子、踏む。
気付いた大人たち、悲鳴を上げる。
ぎゃあああ!!!!かおる子ちゃんうんぴ踏んだ!ティッシュティッシュ!私ゴミ袋もってるよ!私ウエットティッシュ持ってるよ!え、え、どうしよう、とりあえずおくつ脱がせて、拭こう、いや、おくつゴミ袋にいれるよ!もう履けないでしょ!!
え、、うんぴってふんだらこんなことになっちゃうんだ、、ふんだらだめだからみんなふまないんだ、、え、てかアリエルのおくつはもうはけないの、、?え、うんぴふんだらこんなことになっちゃうんだ、、
うんぴを踏んでしまった幼いかおる子は、靴下のまま、お母さまに抱っこされてお家まで連れて帰られました。
あの時お母さま方にご迷惑をおかけしたおかげで、あたくしかおる子、大人になった今はうんぴを踏もうなどとは1ミリも思わない立派な人間に成長いたしましたわ。ありがとうございました。
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